2017/08/13

アンドレ・バザン関連書籍の書評(転載)

 2015年は、アンドレ・バザン『映画とは何か』の新訳(野崎歓・大原宣久・谷本道昭訳)が岩波文庫(上下巻)で刊行されただけでなく、野崎歓によるバザン論を集成した『アンドレ・バザン――映画を信じた男』(春風社)と、バザンが1950年に初めて出版した単行本『オーソン・ウェルズ』(堀潤之訳、インスクリプト)も世に出るなど、バザン関連書籍の当たり年でした。

 ここに野崎歓『アンドレ・バザン』の堀潤之による書評(『週刊読書人2015年8月21日号)と、バザン『オーソン・ウェルズ』の野崎歓による書評(同2016年2月12日号)を転載します。

 なお、野崎歓『アンドレ・バザン』をめぐっては、野崎歓・四方田犬彦・中条省平の三氏による鼎談「映画論を超えた「事件」――バザンの潜在的可能性を顕在化させる試み」(『図書新聞』3218号、2015年8月8日)もあります。

 バザン『オーソン・ウェルズ』に関しては、他にも『キネマ旬報』1711号(2016年3月上旬号)の吉田広明氏による書評、『図書新聞』3273号の谷昌親氏による書評、『映像学』97号(2017年)の中村秀之氏による書評(リンク先のPDFで閲覧可能)もぜひご参照ください。



(J.H.)